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マンガでわかる社会学 |
西田 亮介 安永 知澄 |
定 価 1,650円(本体価格 1,500円+税10%) |
判 型 A5 |
ページ数 224 |
ISBN 978-4-262-15589-0 |
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“違い”を否定せず、尊重し、理解を試みる。
いちばんやさしい社会学入門
本書のマンガの主人公は、それぞれに「生きづらさ」を感じる人たち。
ある日、居酒屋でモヤモヤをぶちまけているところに、
社会学者の西田亮介先生に出会います。
「社会をよりよいものにするために何ができるかを考えるのが社会学です」。
生きづらさが生まれる場所では何が起きているのか、
日常に不安や不満、疑問を感じるとき、
目の前にある世界だけが真実なのか、視点に偏りはないか、
本書は、そういったことを考えるきっかけとなる書籍です。
主人公たちと一緒に、「世の中を見る力」を磨いてみませんか?
【本書の特徴】
●身近なギモンやモヤモヤに応える構成
→「自分らしさ」ってなんだろう? 差別はなくらないない?
→社会を変えるには選挙にいく必要がある? 仕事と育児を天秤にかけたくない!
●社会学の基本テーマのうち、関心の高いものをピックアップ
→「アイデンティティ」「ジェンダー」「格差」「差別」「メディア」「政治」
●新聞、テレビ、ウェブで活躍する西田亮介先生がマンガに登場。
→モヤモヤを晴らす助言、ヒントを与えてくれます。
CHAPTER1「自分らしさ」ってなんだろう?
●「私」を形づくるものは1つじゃない
●アイデンティティは後天的に獲得されていくもの
●「自分は何者か」という問い
●「アイデンティティ」は社会の中でつくられる
CHAPTER2「性」によって社会は分割される?
●育児か、仕事か。選択を迫られる社会
●未婚者が結婚しない理由「経済低迷と変化した結婚観」
●現代的な社会で少子化は「普通のこと」
●「ちゃんと育てなさい」という圧と少子高齢化を考える
●同性婚ができないのはどうして?
CHAPTER3「不平等」はなぜ生まれるの?
●未来を自分で選べる社会を目指す
●昔から、社会はずっと不平等
●国際的に見ると日本の格差は大きくない
●教育を軽んじる風潮が格差をより広げていく
CHAPTER4日常にある「差別」をなくすには?
●差別は無意識から生まれる
●差別の意識はSNSで可視化された
●平等を目指す試みが差別を助長するという誤解
●隠れた移民大国日本の遅れた人権意識
CHAPTER5「メディア」は信頼できるもの?
●同じ感覚を共有できなくなった私たち
●SNSの世界は意外と狭い
●マスメディアの役割の1つは権力監視機能
●AIの進化は、人のあり方そのものを揺さぶる
CHAPTER6「政治」が変われば暮らしも変わる?
●「自分で考えて選べる」ということの価値を知る
●「政治の無関心」の原因は複雑化した世界にあった
●義務化もデジタル投票も疑問あり!投票率を上げるには?
●若い政治家が生まれない理由は「被選挙権年齢」と「供託金」
社会学って、いったい何だろう?
皆さんは、日常生活を送る中で
「どうして女性ばかり負担を強いられるんだろう」
「どうして男性は男らしく振舞うことを求められるんだろう」
などと自分と社会をつなげて考えたことはないでしょうか。
「社会学的想像力」などとも言いますが、
その疑問こそ社会学の出発地点です。
疑問の先にある対象を否定せず、
理解を試みることで課題の解決法を探る。
それが社会学の入り口です。(本文より)