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藤田寛之 ゴルフ 「迷走」しない64のコツ |
藤田 寛之 |
定 価 968円(本体価格 880円+税10%) |
判 型 新書変型 |
ページ数 192 |
ISBN 978-4-262-16138-9 |
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今、日本国内で安定した力を持つプロゴルファー、藤田寛之選手。歳を追うごとに熟練味が増しています。そんな藤田選手が「アマはいつも迷走してしまう」理由を分析、解説します。アマチュアゴルファーのスコアアップの一助となる一冊です。
第1章 上達できないアマチュアゴルファーが多いわけ
第2章 スイングしやすいセッティング
第3章 アマチュアからプロへ藤田寛之がやってきたこと
第4章 藤田寛之流プロのスイング設計図
第5章 藤田寛之が必ず立ち返る「ゴルフの基本」
第6章 スコアを作るアプローチ&パット術
自分のゴルフは現場主義です。現場では現象がわからないと対応できません。たとえば、ボールの飛び方は、どのようにインパクトしたか、すなわち現象で決まります。インパクトでフェースが開いていれば右に、閉じていれば左に飛ぶわけです。
逆に言えば、現象によって起こることがわかれば、ボールをコントロールできます。でも感性がないと現象は感じとれません。「フェースが開いているよ」と人に言われても、自分が感じていないと修正できない。感性なきところにゴルフはないのです。
ところが今のゴルフは形重視です。まず形ありきで、それに自分を近づける。形に従っている人は、そのとおりにやれば結果がともなうと思っています。
もちろん、ある程度は上手くいくでしょう。でも、必ず問題が起きます。形どおりに動いても、現象を理解していないとボールをコントロールできませんから、問題が起こったときに修正できません。ゴルファーの迷走はこうしてはじまります。
自分は形から入っていない人間です。遊びでボールを打ち「どうしたらちゃんと飛ぶのか?」ばかり考えて試行錯誤し、結果的に今の形になっただけ。そのため、よく言われる“理想的なスイング”からはほど遠いスイングです。
それでも、感性に頼り、現象を理解することで、ここまでくることができました。形から入ることを全否定はしませんが、感性を忘れ、現象を把握しないゴルフに未来はない。特にアマチュアの方にとっては、ゴルフの楽しみを半減させることにもなりかねません。
ある意味この書は、そんな自分の危惧を端緒に著した部分もあります。中にはオーソドックスではない、と感じることもあるでしょう。でも、それが自分のゴルフ。感性を失わず、現象を理解してここまで歩んできた藤田寛之のゴルフです。そんな自分のやり方が、迷走しているかもしれないあなたの上達に少しでも役立てば幸いです。