ご購入はこちらから |
サッカー南米流 球際が強くなるスキル |
ボカ・ジュニアーズ・フィリアル・ジャパン |
定 価 1,430円(本体価格 1,300円+税10%) |
判 型 A5 |
ページ数 176 |
ISBN 978-4-262-16140-2 |
|
ブラジルW杯では、予選敗退した日本代表。世界に向けて足りないところは組織?戦術?という問題がよくあがりますが、根本にある「個々の力」つまり、「1対1」を強くすることが疎かになっているのではないかと思います。まずは、対面する相手との勝負に勝つこと。これがサッカーの基本であり最も大切なことです。今、世界のプロリーグで得点源となっているのはほとんど南米人です。体格も日本人とそれほど変わらないのに何が違うのか?今まで日本サッカー界が注力していなかった技術が南米にはあるのです。1対1に絶対勝てるスキルを紹介し、これからの世代に1対1の重要性を解説する1冊です。
PART1 球際を強くして勝つ5ヶ条
PART2 球際が強くなるスキル! ドリブル
PART3 球際が強くなるスキル! ボールキープ
PART4 球際が強くなるスキル! ディフェンス
PART5 球際が強くなるスキル! 空中戦
PART6 球際が強くなるスキル! フィニッシュ
PART7 球際が強くなるスキル! フィジカルトレーニング
アルゼンチンアタッカー陣から学ぶこと
球際は強さと上手さで勝つ!
南米の選手は〝球際が強い〟と表される。
この球際とは、単なる体のぶつかり合いの強さなのだろうか。日本人は体が小さいから、体が細いから、フィジカルでは勝てないから足元のテクニックだけを磨けば良い。それは本当に正しいのだろうか……。
メッシやテベス、アグエロは170㎝程度の身長しかない。なのに、ドリブル突破の迫力は凄まじく、大型ディフェンダーの厳しく激しいチャージを跳ね返すように、逆に相手を翻弄するようなリズムチェンジで転ばすこともある。彼らはドリブルでボールを失わず突破できる術を知っている。強さと上手さ。つまり、〝球際の表現力〟が高いのだ。
ハイプレッシャーの中で、どこにボールを置けば奪われないか、相手が向かってきたらどんなテクニックを使えばかわせるか。そして、何が何でも自分のボールは渡さないという精神の逞しさ。絶対に勝つという強いメンタルに裏打ちされたプレーが、球際の強さと上手さを表している。
フィジカル頼みで勝負するのではなく、腕を中心とした体の使い方や、状況を一変させるリズム変化やスピード。つまり、球際の表現力で勝負しているのが彼らのような南米を代表するアタッカーなのだ。球際で勝つためのテクニカルポイントを理解し、トレーニングで磨けば、日本人も彼らのように球際で勝てるようになる。
|