趣味や生活に役立つ実用書の出版社

目次

序 章　ヒップターンの真意
第１章　ヒップターンの基本は「シーソー」
第２章　ヒップターンスイングのグリップとアドレス
第３章　ヒップターンスイングの基本
第４章　ヒップターンスイングを完全マスターするヒント集
第５章　ヒップターンスイングの原点はアプローチにある

メッセージ

２０１６年にブラジルで開催されるリオデジャネイロ・オリンピックで、嬉しいことにゴルフが正式種目として採用されました。
今から選手の選出や若い世代の育成がなされているところですが、オリンピックで勝つためには、「強いスイング」をマスターすることが至上の命題といえます。
強いスイングとは何かというと、プレッシャーを感じたときも、普段の動きがスムーズにできるような再現性や反復性の高いスイングです。
器用な手先に頼ったスイングでは、プレッシャーを感じたときに神経が過敏に働いて、ボールにアジャストしようとする動きが働いてしまいます。それが予期もしないミスを誘発するのです。後続組のプレーヤーが見守っている朝一番のティショットや、左右がＯＢのホールなどで起きるミスが典型的なケースです。
人間の体の神経は約８割、腕や手にあるといわれます。その点、神経の数が比較的少ない腰周りは、鈍感でしかも太モモや背筋などの大きな筋肉と連動しています。鈍感な分だけ、動きが一定しやすく、最大のパワーを生み出すことも可能です。
ヒップターンこそが、グローバルスタンダードな強いゴルフスイングだと、私は考えます。世界共通の優れたスイングは、プロだけのものではありません。強いスイングは安定性が高くて、安全なスイングです。アマチュアの皆さんもぜひ取り入れてください。ゴルフが１００倍楽しくなることを私が保証します。

中井　学

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