ご購入はこちらから |
基本が身につく ハンドボール練習メニュー |
|
酒巻 清治
定 価 1,650円(本体価格 1,500円+税10%) |
判 型 A5 |
ページ数 240 |
ISBN 978-4-262-16129-7 |
|
練習メニュー、ハンドボール版です。
走る、投げる、跳ぶの運動3大要素が全て必要とされ、「ボールゲームの格闘技」と呼ばれるほど激しいスポーツです。基本は勿論のこと、個人技術、戦術、基礎体力まで全て網羅された1冊です。
Message of the Supervisor/一流プレーヤーへの道
第1章 パス
第2章 シュート
第3章 1対1
第4章 ポジションスキル
第5章 ディフェンス
第6章 コンビネーション
第7章 体力トレーニング
Message of the Supervisor/考える指導者・選手を目指して
ハンドボールという競技はヨーロッパで絶大な人気を誇ります。室内競技の中でも一、二を争うと言ってもいいでしょう。やはりそれだけ魅力的なスポーツなのです。その魅力が何なのか、私なりに考えてみました。
一般的にハンドボールは「走る、跳ぶ、投げる」という運動の3要素を満たしていると言われます。他の競技ではルールで制限されるところを、ハンドボールでは思い切って走り、跳び、投げることができます。
身体接触も魅力の1つです。間近で見ていたら、体と体がぶつかり合う音が聞こえてきます。非常にハードなスポーツで、格闘技的要素も色濃く、人間が元来持っている闘争心を掻き立てられる競技でもあります。
私は、日本は“努力”の国だと思います。第二次世界大戦の焼け野原からスタートして、戦後70年でこれだけの経済大国になりました。そして、我慢強さがあります。2011年3月11日に起きた東日本大震災でも、あからさまな暴動が起きませんでした。あれだけの苦境に立たされても、お互いを思いやる気持ちを忘れない日本人の姿に、世界中から「あの国の国民は素晴らしい」と、称賛の声があがりました。日本人は我慢を知っているし、努力の貴さも知っているし、相手を敬う気持ちを知っています。
私が日本代表監督を務めていた時も、世界選手権やアジア選手権などで「日本の選手は素晴らしい」との評価を受けました。これは私が指導したからというわけではありません。女子の日本代表チームにも言えることですが、選手たちが大会関係者に挨拶をしたり、強い相手にも全力で立ち向かったり、そういった姿勢があったから、海外での試合でも日本への声援が多かったのです。これは誇りに思っていいことです。
だからと言って、日本の選手が傑出した能力を持った選手の集まりかというと、そうではありません。日本代表の選手たちは、例えば1日6食、合計7000キロカロリーもの食事を摂ったり、ハードトレーニングを積み重ねたりして、世界と戦える体を作ってきました。この努力は日本人だからできることです。他の国ではまずできない努力でしょう。
本書は、ハンドボールに必要な努力をより具体的なものにしようというのが狙いです。努力をする前に諦めてしまっている、努力しようとしているけどやり方がわからない、といった人たちの手助けになればと思い、私なりの考えをまとめています。
授業でも使える内容であった。
(33歳 男性)
練習メニューに対する細かい情報(人数・レベル・手順)が掲載されていて選びやすいこと。
他のハンドボール教本より写真が見やすかったので選びました。
ポイントも詳しく、わかりやすかったです。
(32歳 女性)
|
|