趣味や生活に役立つ実用書の出版社

目次

序章 スイングはシンプルに
第１章 道具の進化に合わせたスイング
第２章 番手に合ったスイング、実戦的なスイング
第３章 寄せはスコアメークの肝
第４章 バンカーショットはクラブ任せ
第５章 パッティングは機械のように正確6に
第６章 効率よく上手くなれる練習

メッセージ

私は、ツアーの一線から退いたあと、自分のプレーを離れた客観的な視点から、ゴルフスイングを見つめ直す機会を得ました。
クラブの進化がめざましく、それにともなってトップ選手たちのスイングも劇的に変わっている大きな転換期だったこともあり、私は自分が積み重ねてきたスイング理論が、もはやそのままでは通用しないことを知り、大きな衝撃を受けました。
プレーヤーとしての自分のことだけを考えるのであれば、少しずつアジャストしていくこともできたかもしれません。しかし、指導者への道を考え始めていた立場としては、「変化」を潔く受け入れ、頭のなかを一度リセットしなければならないことは明らかでした。
みなさんも、上達を目指すのであれば「変化」を恐れないでください。
いままでの自分の固定観念を捨て、新しい理論を受け入れるのは恐怖がともないますし、新しい動きを身につけるのには違和感がともないます。ひとつのことにこだわって突き詰めることも大事ですが、こだわりすぎたとき、それは硬直につながります。
みなさんのスイングは、プロゴルファーの目から見れば未熟で未完成かもしれませんが、それゆえに、つねに進歩の可能性や技術的な伸びしろが大きくあることも事実です。
アマチュアゴルフの大きな楽しみのひとつは、上達することです。そして、いくつになっても上達し続けることができるのも、ゴルフの大きな魅力のひとつだと思います。
変化とは進歩であり、進化でもあります。ゴルフをする以上、みなさんもぜひ進化を続けて、この喜びを感じ続けてほしいと思います。

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